青空楽団　ラストクラス

　今日が最終の授業の日です。最後だからと、特別に何かしたい気持ちもありましたが、あまり良いアイディアが思いつきませんでした。
でも、宿泊客の一人の男性の方が、音楽関係のお仕事をされていたとお伺いし、一緒にパーカッションリズム(手や足を叩いてドンドンパン！！など…)や瓶や缶を使いマラカス風の楽器にしてみたりする事になりました。
　スタッフのブンヒアンさんが、ギロ風の楽器を作って下さって、とても感激しました。演奏は始めに西島さんがお手本をして、それに私や子供達が後からついて演奏します。最初は皆間違えたりして「できないよー」と困った顔をする子もいましたが、最後は皆で大きな栗の木下でやでんでんむしの歌も入れて大演奏会になりました。


発案者の西嶋さんです。皆にひげを触られて遊ばれていました　笑

　暑くなってきたので、机の方に戻り最後に「お別れの挨拶」と題して「さようなら、またね、あなたの(連絡先)を教えてください、これが私の(連絡先)です」の日本語を勉強し、握手をして授業を終える事が出来ました。

　リラックス＆リゾートで3週間、あっという間でした。多くの方に助けられ、本当に幸せでした。また、この機会を与えて下さったゲストハウスの皆様本当にありがとうございました。

くだもの

　保母さんをしている友人から借りた本を使って工作をしてみました。飲み終わった缶を洗い、折り紙を貼って人形にします。出来上がったら、中に小さな石ころを入れてコロコロと音を出して遊びます。子供達が楽しそうに缶を叩いたりして遊んでいる姿がとても素敵でした。




　その後は、果物の名前やお金の単位(USドル、リエル、円)も勉強しました。「日本で買うとこの果物はいくら位かかります」など説明をすると、えー…そんなにするのー？とびっくりしていました。

　こちらの近くにある、サマキマーケットの果物市場は試食もさせてくれて、1kgで沢山の果物を買う事ができます。それをゲストハウスに持ち帰り、洗った後冷蔵庫で冷やし、スタッフや宿泊客の方とみんなで食べるのがとても楽しいと思いました。


疲れ気味の時にはサトウキビが体に良いかもしれません。優しい甘さで癒されました。

ココロ

　私は5人のきょうだいがいます。子供の頃は全てがおさがり、新品のものはあまり買ってはもらえませんでした。アイスクリームも取り合い、何でも早いもの勝ちの世界でその中で切磋琢磨している子供でした。ひとり部屋に憧れて、押入れの中に自分の部屋を作ったりしていました。今考えるとドラえもんみたいですよね…。

しかし、ドライバーさんからお話をお伺いして驚きました！こちらのカンボジアの方は8人〜10人の兄弟姉妹もそんなに珍しくはないそうです。上にはさらに上があるのですね。


ゲストハウスの前でよく遊んでいる子供達です。

　今日の授業では「私は〜がしたい(したくない)です」「私は〜が好き(あまり好きではない)です」「私は〜ができます(できません)」を勉強しました。
　子供達の中には、声を大きく発音する子やもじもじと恥ずかしそうに口を動かす子、よそ見をして前の子の頭に消しゴムを乗せて遊んでいる子…一人一人のパーソナリティがとても豊かです。


ご一緒させていただいた宿泊客の女性お二人です。
夜は久しぶりにナイトマーケットへ行き、お土産を買いました。ココナツのキャラメルを試食しました。コブラ入りのウィスキーや得体の知れないものまで沢山お店に並んでいました。

スガート「さみしい」

　1日のほとんどをゲストハウス内で過ごしている為、この約3週間の間に沢山の方と知り合い、そしてお別れをしてきました。
　あともう少しで、自分も見送られる方になるのかしらと思うと、夜は寂しくて泣きそうになります。

さて、青空教室ですが先週を振り返り、言葉を学ぶ事について少し考えてみました。
　私が中高校生の頃は、英語はつまらなかった記憶しかないのです
単位をとる為に、試験前に詰め込み、終わったらすぐ忘れる…といった事を繰り返しておりました。今は、それを取り戻す為、放課後英会話教室へ通って、英語を勉強しなおしています。英語が上達したら、次はカンボジア語も是非チャレンジしてみたいです。



プノンバケンの丘に登った時の夕陽です。　

　青空教室の子供達に、将来「あの時勉強した日本語はおもしろかったなー」と思い出していただきたいですし、言葉を学ぶ事の楽しさが少しでも伝われば、とても嬉しく思います。

再び遺跡へ?

　
　いつもそうなんですが旅行の写真を撮ってそのときは非常に満足をして帰るのですが、後になって出来上がった写真を見て、「えーー…これ何の写真だったかしら？？」という、良く分からない写真が多いのです…。

そんな経験はありますか…？










夕方はプノンバケンの丘にも登りました。夕陽が沈むのを静かに待ち、とても美しい夕陽を見ることができました。